有名なタイトルのBootlegですがいくつか種類があります。今回は定番2種類を紹介します。1965,1967年のパリオリンピア劇場でのライブで、Stones初期の代表的なブートです。そして67年はBrian在籍最後の年のツアー音源ということでとても人気があります。数回前に紹介したオリンピア音源と違い、音楽としてちゃんと聴けます。

LPバージョン

Live at L’Olympia Theatre, Paris, France 11th April 1967

Live at L’Olympia Theatre, Paris, France 18th April 1965 *tracks 4,5,7,8

01. Ruby Tuesday 02. Goin’ Home 03. Satisfaction 04. Time Is On My Side 05.Carol 06. Get Off Of My Cloud / Yesterdays Paper 07. Everybody Needs Somebody To Love 08. The Last Time 09. 19th Nervous Breakdown 10. Lady Jane

ブライアン在籍時のストーンズライブの定番1967年パリ。ブライアン逝去前最後のツアーであることも有名です。1983年にBootleg「FUCKIN’ AND SUCKIN’として発売されました。ラジオ放送をエアチェックした音源です。「Goin’ Home」が収録されていることや、そこからSatisfaction,Time,Carol,Get Offと続く怒涛の流れは素晴らしく、かなり売れました。その後も様々な形で再発されています。もっとも現在ではエアチェック音源に変わって再放送音源によるBootがでており、そのCDが下記の音源になります。オリジナル音源は、少しこもった遠い感じがしますが、ぬくもりのある感じです。まずはオリジナルのエアチェック音源とミックのイラストで楽しみましょう。

伝説の1965年パリ公演を収録した人気音源が、1966、`67年のパリ公演も追加収録されリイシュー発売されました。いわゆる半オフィシャル盤で日本ローリングストーンズ・ファンクラブ代表・池田祐司氏による解説も入っています。リマスターされピッチも改善、音質もオリジナル盤より格段に向上しています。ボーカルが前に出て各楽器がクリアになりました。ただしボーカルは少しきつすぎと思う方もいるかも。

PARIS, L’OLYMPIA 18th April 1965 Everybody Needs Somebody To Love、Around And Around、Off The Hook、Time Is On My Side、Carol、It’s All Over Now,Little Red Rooster、Route 66、Everybody Needs Somebody To Love、The Last Time、I’m Alright、Crawdad

PARIS, L’OLYMPIA 29th March 1966 19th Nervous Breakdown、Get Off Of My Cloud、The Last Time、

PARIS, L’OLYMPIA 11th April 1967 Paint It Black、Under My Thumb、Ruby Tuesday、Let’s Spend The Night Together、(I Can’t Get No) Satisfaction (part)、Lady Jane、Yesterday’s Paper、Goin’ Home

3度目のアメリカン・ツアーの直前のパリ公演1965年4月18日、オランピア劇場でのライヴは、フランスの放送局が全12曲収録しており、1965年最高にかっこいいライヴ音源といえます。「Little Red Rooster」をはじめとしたブルース、キースが愛してやまないチャックベリーソング。聴きごたえあります。当時、米国で発売された「GOT LIVE IF YOU WANT IT!」では物足りなかったファンには大満足の1965年のストーンズライヴの全貌がうかがえる傑作です。
また、追加収録の1966年と1967年のパリ公演は、90年代に発掘された貴重音源で、オリジナルヒット曲を次々に出していった若々しい演奏が聴けます。両者とも1965年のライブとしては最高部類の音質でお薦めCDです!


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