

1966年にリリースされたイギリスでは4作目アメリカでは6作目で、初めてオリジナル曲のみで構成されたアルバム。全英1位、全米2位。ここからStonesは新たな時代に入ったと言われています。
イギリスではシングル「19th Nervous Breakdown」と「Paint It Black」の間の4月15日にリリース。US盤ではPaint It Blackを入れ、4曲をカットして7月2日にリリースされました。イギリスでは8週No.1でバンド史上最高傑作と絶賛されました。「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500」においては108位にランクインしています。
私はUK盤をLP国内盤とABKCOのremasterCD。US盤はCDで持っています。ロックを変えた。1965年のRubber Soulに匹敵する名盤です。いわゆるダークな世界感を描いたロックアルバムで、ロックが持つ反逆性、社会の闇の部分、ドラッグ、SEX、女性蔑視など。特にSEXについて赤裸々に描いた初めてのアルバムと評価する評論家もいます。Beatlesに匹敵するバンドはStonesしかいないと認識させた名盤です。当時の時代背景にからめて、とにかく歌詞を読んでください。新しい時代のダークなロックがここにあります。
UK盤list Mother’s Little Helper、Stupid Girl、Lady Jane、Under My Thuemb、Doncha Bother MeGoing Home、Flight 505、High And Dry、Out Of Time、It’s Not Easy、I Am Waiting、Take it or Leave It、Think、What To Do
ブライアン・ジョーンズはギタリストの役目をキースに譲り、シタール、アパラチアダルシマー、琴、マリンバなどを使用し、様々なスタイルの演奏をしてこのアルバムのカラーを作っています。Jagger Richardsは、love、sex、jealousy、desire、hate、frustration等のテーマを中心に曲を書きました。アルバム全体として、より暗い陰鬱な雰囲気が醸し出されています。母の薬物依存を描いた「Mother’s Little Helper」、ミソジニーな「Under My Thumb」のロックたる凶暴性。露骨な性表現で放送禁止になった「Going Home」。「Paint It Black」はこれまでのロックで最もニヒリスティックなヒットとある評論家は絶賛しています。
ローリングストーンズ詩集 山本安見翻訳

1998年に発売された詩集です。今はネットで訳詞を簡単に見れますが、当時はこの本に頼っていました。とても良い本です。名曲Paint It Blackも始め何を黒く塗れなのかよくわからなかったのですが、和訳を読むと成程。ミックの作詞能力の凄さがよくわかります。カッコいい曲!!
