

King Elvisを語らずしてRockを語るなかれ! ロック史上最良の年1956年について、今日はrock and rollを作ったと言って過言ではないElvisのデビュー年前後について語ります。
このCDオフィシャルではないんですが、萩原健太さんのライナーノーツが入っているから半オフィシャル盤?ですかね。
1955年RCAビクターレコードに移籍しメジャーデビュー。1956年1月28日に「トミードーシーショー」に出演し、この若者がテレビの歴史を変えることになるでしょうと紹介されます。この出演は大反響を呼び同週に発売されたRCA初シングル「Heartbreak Hotel」が4月21日から8週連続でビルボード1位になりました。




その後、「スティーブ・アレン・ショー」、「ドーシー・ブラザーズ」「ステージ・ショー」、「ミルトン・バール・ショー」で高い評価を得た後、サリバンはついにプレスリーに3回の出演で前例のない5万ドルの契約を結び、1956年9月9日に初めて「エド・サリバン・ショー」に出演しました。番組は6,000万人の視聴者(視聴率82.6%)が視聴し1950年代で最も視聴されたテレビ放送になりました。
「エド・サリバン・ショー」はニューヨークで撮影されましたが、プレスリーはCBSのロサンゼルス・スタジオからリモートで出演しました。(初の映画「Love Me Tender」を撮影中のため)。当時、彼のファーストアルバム「Elvis Presley(エルビス・プレスリー登場)」はすでにリリースされており、シングル「Heartbreak Hotel」がヒット中でした。その夜の司会は代役の英国俳優チャールズ・ラフトン。プレスリーは「Don’t Be Cruel」、「Ready Teddy」、「Hound Dog」、「Love Me Tender」を歌いました。
プレスリーは、ショーに出演した観客に「おそらく私の人生で今までに経験した中で最大の名誉」だと語った後、「Don’t Be Cruel」から歌いました。彼は叫ぶファンに「ありがとう、レディース」と言い、「Love Me Tender」を「私たちが今までやってきたこととは全く違う」と紹介しています。
1956年10月28日の2度目の出演は、「Don’t Be Cruel」、「Hound Dog」、「Love Me Tender」を演奏。そして、1957年1月6日の3度目で最後の演奏では、ゴスペル曲「Peace in the Valley」を含む7曲を3つのセグメントにわたって歌いましたが、エルヴィスの腰の動きを猥褻とし、下半身をカメラで映さなかったことで有名な出演となりました。

DVDで3回のショーの全容は観ることができますが、私は所々音質は悪い所もありますがCDで楽しんでいます。聴いているとエルビスが番組を楽しんで歌っている姿が見えてきます。
「Elvis Presley」エルヴィス・プレスリー登場! デビュー・アルバム。1956年3月発売。

デビュー・シングルの「Heartbreak Hotel」が3月3日に68位で登場したばかりでまだアルバムヒットの保証が無かったため、LPには、サン・レコードで録音されていた5曲と、RCAでの2回のセッションで録音したカバー曲5曲、新曲2曲を合わせて作られました。
しかしリリースすると、10週連続1位を獲得し、RCAのポップス・アルバムのうち、ソロ・アーティストとしては史上初の100万ドル以上の収益を記録する会社ポップス部門最大のヒット作となりました。
ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・ベスト・アルバム500」の56位にランクインされている名作です。
The Sun Collections サン・セッションズ

『サン・セッションズ』は、1954年と1955年にサン・スタジオで録音した曲を収録したコンピレーション・アルバムです。1976年にRCAレコードから発行され、その前年にはイギリスで「サン・コレクション」として発行されチャートインしています。ビルボード・カントリー・アルバムで2位、キャッシュボックス・カントリー・アルバム・チャートで1位になりました。
2003年にはローリング・ストーン誌の「史上最も偉大なアルバム500枚」で11位。ロックンロールの殿堂のロックンロールを形作った500曲には、アルバムから「Mystery Train」と「That’s All Right」の2曲が含まれています。
実は、このLPこそロックの歴史を書き換えた作った名作です。ちなみにElvisで一番好きな曲はと聞かれれば、私はMistery Trainといつも答えます。かっこ良すぎでしょ!次に来るのはTeddy Bear,Don’t Be Cruel,It’s Now or Never(笑)ロックじゃないけど好きです。
ELVIS 56

エルヴィス56はスタジオ・マスター・レコーディングのコンピレーション・アルバムです。レマスターされ音質最高です。
このCDには、シングル5枚のB面、デビューアルバムから5曲、セカンドアルバム「エルヴィス」から6曲が収録されています。「Too Much」を除いて、すべて1956年の録音です。カントリーやバラードを外してロックぽい曲を集めているので、ロッカーとしてのエルビスの魅力が良く伝わってくるCDです。