The Rolling Stones is the debut EP released on 10 January 1964  ★★★★☆

Five by Five is the second EP released on 14 August 1964     ★★★★☆

got Live if You Want it! is the third EP released on 11 June 1965  ★★★☆☆

の3枚のみをEPとして発売しています。どれも素晴らしいEPです。この時代、すなわち「かって存在した中で最高のR&Bブルースバンド」であったストーンズの怒涛の快進撃を振り返ってみました。

12inch拡大盤(国内)と7inch盤

The Rolling Stones収録曲 

You Better Move On, Poison Ivy ,Bye Bye Johnny, Money

1963年6月7日にリリースしたChuck Berryの「Come On」が最初のシングルレコード。全英シングルチャートで21位。同年11月のセカンドシングルはレノン&マッカートニー作の「I Wanna Be Your Man]は全英12位。Decca RecordはバンドにLPを作ることを約束し、その前段階として本EPをリリースしチャートの反応を見ました。その結果は発売2週目で英国EPチャートで1位獲得!私はCoastersの「Poison Ivy」の素晴らしいカバーに痺れました。ストーンズが演奏するとより曲が輝くんです! Chuck Berryの「Bye Bye Johnny」も同様に強烈な一打です。

サードシングルはバディ・ホリーの「Not Fade Away」1964年2月にリリースされUK3位,全米でもチャートインし48位。EP収録のYou Better Move Onはシングルに。

デビューアルバム(LP)は、1964年5月30日リリース。The Rolling Stones (UK1位) England’s Newest Hit Makers (US11位)と大ヒット(UKPlainum,USGold) シングルは Carolと記念すべきJagger/Richards名義のTell Me(全米24位)。また最初の米国でのヒット曲「Not Fade Away」も収録。手ぬるいインストも入っていますが、素晴らしく強烈なR&Bレコードとして最高のデビュー作であると今でも評価されています。

★★★★☆

Five by Five収録曲

If You Need Me, Empty Heart, 120 South Michigan Avenue, Confessin’ the Blues, Around and Around 2.3曲目以外はR&Bカバー曲 北米ツアー中にシカゴのチェス・スタジオで6月に行われたセッションが収められ、デビューアルバム「The Rolling Stones」発売直後の8月に英国でのみリリースされた名作です。全英EPチャートで1位。ここの目玉は初期Jagger /Rochards作品として最高なEmpty Heartが入っていること。当時のライブの定番であるChuck Berryの「Around and Around」!ライブの頭にこれを演奏すれば観客は一発でノックアウト、ノリノリです。Chuck Berryスタイルの最高のギタリストは当時も今もKeith Richardsしかいません!!

米国では1964年10月に拡大版LP「12×5」が発売され、全米3位Gold Discになりました。シングルは、It’s All Over Now(全英1位、全米26位)とTime Is on My Side(全米6位),Under the Boardwalk収録 名曲がちりばめられている名作ですね! ちなみに時代は違いますがCCRがカバーした名曲「Susie Q」も最後に収録されています。

収録曲 Around and Around、Confessin’ the Blues、Empty Heart、Time Is on My Side、Good Times, Bad Times、It’s All Over Now、2120 South Michigan Avenue、Under the Boardwalk,Congradulations,Grown Up Wrong,If You Need Me,Susie Q

★★★★☆

5番目の英国シングル、Willie Dixonのカバー「Little Red Rooster」は、1964年11月にリリースされ、英国1位になりました。このど渋ブルースが1位です。さらにイギリスで最初に1位になったブルース曲になりました。名曲です!これが好きならあなたもブルースファンです。ただし、米国のLondon Recordは、シングルリリースすることを性的な比喩という理由から拒否しました。歌詩読んでも全く問題ないと思うけどね。I’m Little Red Rooster~ かっこ良すぎです。ストーンズが演奏するから卑猥に聞こえる。若者を扇動している。大人たちがビビるってことですね。凄すぎパワー!

バンドの2枚目の英国LP(すでにややっこしい)The Rolling StonesNo.2は1965年1月にリリースされ、UK1位.10週間No.1の大ヒット。ジャケットデザインは12×5と一緒。R&BとRock’nRollのカバーとJagger/Richards作3曲が含まれており。これまた聴きごたえのあるアルバムになっています。また、2月にリリースされたシングル「The Last Time」は、英国で最初に1位になったJagger/Richards作品として有名です。収録曲はEverybody Needs Somebody to Love、Down Home Girl、You Can’t Catch Me、Time Is On My Side,What a Shame”Grown Up Wrong収録曲はEverybody Needs Somebody to Love、Down Home Girl、Grown Up Wrong,Down the Road Apiece、Under The Boardwalk,I Can’tBe Satisfied, Pain in My Heart, Off the HooK、SuzieQ

米国盤は2月に「The Rolling Stones Now」がリリース、5位。シカゴのチェス・スタジオおよびロサンゼルスのRCAスタジオで録音されました。米国盤も文句なしの出来です。収録曲はEverybody Needs Somebody To Love、Down Home Girl、You Can’t Catch Me、Heart Of Stone、What A Shame、Mona(I Need You Baby)、Down The Road Apiece、Off The Hook、Pain In My Heart、Oh Baby(We Got A Good Thing Goin’、Little Red Rooster、Surprise,Surpris

彼らを代表するナンバーとなる「(I Can’t Get No)Satisfaction」は、3回目の北米ツアー中の1965年5月に録音され、アメリカ初の1位曲となり、4週1位をキープしました。また世界10カ国でNo.1ヒットとなり、ローリングストーン誌によって史上2番目に偉大な曲としてランクインされています。

そして、6月にはEP「got LIVE if you want it!」をリリース.。前回お話ししたようにオリジナルヒットはあえて入れず、R&Bブルースバンドとしての姿を示しています。

★★★★★