
Grateful Deadの深遠な世界に踏み込むと、その沼のあまりの深さに怖れさえ感じてしまいます。膨大な数の音源の先には、アーカイブ音源やテーパーの世界が待っています。少しずつオリジナルアルバムを購入していき、評判のいいライブ盤(Live Dead)から、マニアックのライブ盤(Infrared Roses)やブートまで、1990年代はDead関連にかなりはまっていました。今回は満を持してというか、もうすぐsummer vacationでもあるため、レコード・CD棚を整理しながら、聴き直していきたいと思っています。
最初に紹介するDick’s Picksは、1999年に亡くなるまでグレイトフル・デッドのテープ保管庫の管理人であったDick Latvalaにちなんで名付けられました。
Dick’s Picks Vol.1 Curtis Hixon Convention Center, Tampa FL Dec19,1973
- ”Here Comes Sunshine” “Big River” ”Mississippi Half-Step Uptown Toodeloo””Big Railroad Blues” “Playing in the Band”
- “He’s Gone” “Truckin’” “Nobody’s Fault but Mine” ”Jam””The Other One” “Jam””Stella Blue””Around and Around”
- Jerry Garcia — lead guitar, vocals
- Keith Godchaux — keyboards
- Bill Kreutzmann — drums
- Phil Lesh — bass, vocals
- Bob Weir — rhythm guitar, vocals
Dick’s Picks Volume 1は、1993年にリリースされたDick’s Picksシリーズの記念すべき最初のアルバムです。途中からジャムに入っていく「Here Comes Sunshine」やブルース・スタンダード「Nobody’s Fault but Mine」が収録されているのが貴重。Dick’s Picksは、新しい音源を求めていたデッドヘッズから絶賛された36巻のシリーズであり、2005年までリリースされました。ステレオ(2トラック)のコンサート録音を使用しており、それまでのオフィシャルライブ盤(FromThe Vaulシリーズ等)と違いリミックスされていない音源であることもかえって重要です。もちろん音質は最高です。



