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1973年発売アナログ3枚組のプログレ最強のライブ盤です。
1971年こわれもの、1972年危機と名作を連発し、1973年3月に待ちに待った初来日、
そして同年、なんと3枚組ライブの発売。危機発売後、ビルブラッドフォードがキングクリムゾンに移り、代わりにジョンレノン関係のアランホワイトが加入したことにびっくりした記憶があります。このアルバムにはビルブラッドフォードが演奏している曲も入っていますが、全く違和感なくYES全盛期を記録している名ライブ盤です。
値段高かったけど、他を我慢して買った15歳にとっては、宝物のようなLPなんです。
当時書いた私のコンサート評には、
3月9日 渋谷公会堂
高1。4度目の海外アーティストのコンサートです。髪も伸びました。帽子かぶらなくてどこにでも行けるようになりました。うちの学校は中高一貫教育のため、受験勉強も無く、週3回の卓球部の練習と、女の子のこと、そしてロックへとのめりこんで行きました。ちなみに担任の先生が親に言うには、「成績が落ちるには3つの理由がある。クラブ活動と女性と音楽だ。」ありゃ、3つともあてはまっているわ。BeatlesのLPを少しずつ集めながら、ヒットチャートを中心としていろんなバンドも聞いていました。
3月9日渋谷公会堂
入口で録音用のカセットレコーダー没収されましたけど、コンサートはすばらしく、レコードそのまんまの演奏が繰り広げられたことに対する驚きたるや。ジョンアンダーソンの透明なヴォーカル、跳ね回るベースのクリススクワイアー、かっこいいとは言いがたい金のマント姿のリックウェイクマンの。圧倒的な存在そして何と言ってもスティーブハウの超技巧ギターと、ジョンレノン関係のアランホワイト。全員の技術の高さと曲のアンサンブルの美しさは、ロジャーディーンのジャケットの世界そのもので至福の一時を過ごしました。ただ、隣の友人はあまりにも気持ち良かったのか半分寝ていましたが。


1. Firebird Suite 2. Siberian Khatru 3. I’ve Seen All Good People 4. Heart Of The Sunrise 5. Mood For A Day 6. The Clap 7. Colours Of The Rainbow 8. And You and I Disc 4 (62:44) 1. MC 2. Close To The Edge 3. Rick Wakeman Solo 4. Roundabout 5. Yours Is No Disgrace 6. Starship Trooperer
John Anderson – Vocals
Steve Howe – Guitar, Vocal
Chris Squire – Bass, Vocal
Rick Wakeman – Keyboards
Alan White – Drums
その後、だいぶ間が空いて2009年の来日コンサートを見に行きましたが、その話はいずれ。
プログレ3大バンドでライブ観たのはYesだけ!
奇跡としか思えないアンサブルを難なくこなす超絶技巧バンドのライブを余すことなく聴けるYessongs. ロジャーディーンのイラスト見ながら、是非桃源郷の世界へ行きましょう!